IQ3

ジェネレーションズがエモすぎる

片寄くんのドキュメント

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前置きすると、私はドキュメンタリー作品が大好きで、超おカターイものから、ミニシアターもの、歴史的な重いドキュメンタリー、人情もののゆるーい作品も、なんでも好みます。なので、以下「ドキュメント」って言葉を連発させながら、うんたらかんたらしています。

 

さて。

ジェネが出しているドキュメンタリーDVDを全部ぶっ通しで見ていて、片寄くんの“強さ”が際立っているなあとふと思いました。

 

私はエバグリ新規だし、夢者修行から見ているような長年のファンでもないし、ボーカリスト片寄涼太を語れるほど思いを彼に乗せ続けてきた人間ではないのであまりに偉そうな記事を書くのは気がひけるのですが、それでも彼の“強さ”は本当に胸を打たれるものがあるなぁと改めて感じたので、どうしても文章にしたくて、今これを書いている次第です。

 

というのも。

 

GENERATIONS EXのアルバムについているドキュメンタリー内で、片寄くんがメンバーに対して「そういうところが調子のってるって思われるんだよ(そんな雰囲気の発言)」っていうシーンが収録されていて。

さらに、SPEEDSTERのアルバムについていたドキュメンタリーではEXツアーで、歌を歌うことに対して「分からない」という言葉を頻繁にいうようになった・・・といった表現、悔しさと納得のいかない表情やスタッフとのやりとりがそのまま収録。

 

そして現時点で最新のドキュメンタリーが「涙を流せないピエロは太陽も月もない空を見上げた」(打つと長えな)に付属しているSPEEDSTERツアーのドキュメンタリー映像。札幌での公演で、声を詰まらせながら歌う様子、マイクが離れたときに「ごめんなさい」と口からこぼれる瞬間、震えた声でTRANSFORMのMCを乗り切る様子・・・。鳴り始めた音は止められないし、一度気持ちも声も整えたいところだけど、次々と自分のパートはやってくるのに震えがとまらないあの様子は、何度見ても本当に心臓がキュっとなります。

 

この彼のありのままの様子が、「片寄涼太のドキュメント」としてしっかりカメラに撮られ、それが収録され、一生映像作品として残されるという。この度胸が本当に素晴らしいなと思うのです。

 

自分は芸能人になったことがないからわからないけれど、少なくても「人よりどう見られるか」ってことが常につきまとうじゃないですか、この世界って。

自分が辛い姿って、見られたくないじゃないですか。それによって何を言われるかわからないし、厳しい言葉が自分に向けられるかもしれないし、これがどう受け取られるかなんて自分には分からないし。ありのまま、のはずがお涙頂戴に受け取られてしまうかもしれないし。特に円盤として残してしまった以上、やっぱり次出荷分のDVDからこのシーンやめてくださいとは言えないですし。

 

ありのまま起きたことがカメラに撮られるって本当に怖いと思うんです。

芸能人だからカメラに撮られることが怖いってそりゃないでしょ仕事なんだからって思うかもしれないけれど、本当に怖いと思います。カメラって怖いし、その先また第三者のフィルターがたくさん通されてドキュメント作品にされますからね。どう自分が解釈されるかも分からないと思うんです。(きっとすごく信頼している方が撮っているからこその“ありのまま”なのかもしれませんが)

 

それでも、撮られて、編集でもがっつり使われる度胸、本人がチェックしてるのかしていないのかは知らないけど、すごいなと。(さっきから同じことばっかり繰り返してますね語彙力の欠如許してください)

 

「涙を流せない〜(以下略)」付属DVDに関しては、最後に札幌公演についてのインタビューまでさせています。

どういう気持ちで答えているかは全く分からないけれど、映像作品を作る側が札幌公演を軸にしたいという意図をちゃんと汲み取って答えているのか・・・これは彼の物分かりの良さといっていいのか、それとも未来をしっかり見据えているからこそ堂々と振り返ることができる過去と捉えているのか。。

それでも、ちゃんと答えている様子から、本人もありのままの自分の姿と向き合っているんだなぁとも感じとれました。偉い、本当に偉い。

 

 

まあとにかく通してみると、本当に「片寄涼太のドキュメント」なんです。それは他のメンバーも同じかもしれないけれど、特に顕著にあらわれていて。それは顔つきであったり、話す様子であったり、声のトーン、目つき、すべてが。

 

玲於ちゃんが「涙を〜(以下略)」付属DVD内で、片寄くんのことを「いい意味でも悪い意味でも無機質だった」と答えているけれど、私もそうだと思っていて、

でもこのドキュメントを通して、片寄涼太という1人の人間としての生き様と人間くささが魅力として表れていて、そこに惹きつけられる人が多いのかもなあなんて勝手に思いました。

 

まだまだドキュメントに終わりはないけれど、この過程を今一緒に応援しながら追うことができる、そのドキュメントの今を見ることができる、一緒に歩める(といったら大袈裟かもしれないが)ことが、また彼の魅力なのかもなぁなんて感じました。

 

現在進行中のMAD CYCLONEのツアードキュメントでは、どういう顔を見せてくれるのか楽しみです。(気が早い)

 

 

 

 

 

最後にクソどうでもいいんですけど、ありのままを連呼しすぎて、私はアナ雪かよってなりました。おしまい。